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ホトトギス(杜鵑草)

曙はまだ紫にほととぎす   松尾 芭蕉

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庭の「ホトトギス」がちらほら咲き始めました。私は今まで「ホトトギス」とだけ呼んでいましたが、調べてみると、 ホトトギスの花にはさまざまな名称があることがわかりました。この花はどうやら「台湾ホトトギス」の仲間らしいです。 冬には姿がなくなりますが、この品種はめっぽう強く、根をどんどん伸ばし、次の年には更に増えます。

もともと、「ホトトギス」は日陰のやや湿った斜面や崖、岩場などに自生する山野草ですが、その数は多く、 13種類もあります。その他、園芸用に作られた品種を加えれば、花の色や模様はさらに増え、 園芸店やネットではかなりたくさんの品種が見られます。特徴は何と言っても斑点がついた花です。
鳥の「ホトトギス」が「霊長」とされていたことにちなんで、花の「ホトトギス」も格調高い花として、 茶花や生け花に古くから用いられてきました。

以前、畑で栽培していた ホトトギス はもっと背が高く、茎も太く、頑丈そうで、 活け花にはもってこいの花でしたが、 気持ちの悪い虫 がたくさんつき、葉を片っ端から食べてしまうので、 全部引き抜いてしまいました。調べたら、 ルリタテハ の幼虫でした。

花の「ホトトギス」の名前の由来は、 鳥のホトトギス( 時鳥、杜鵑、郭公……) の胸のあたりの斑点模様が花の斑点と似ていることからつけられたようです。 鳥の「ホトトギス」は、何故か実にたくさんの漢字を持っています。

徳富蘆花の小説「不如帰」 は「不如帰」と書いて「ホトトギス」と読みます。
余談ですが、昔「不如帰」が私の家の本棚にあり、活字に飢えていた私は小学生でしたが、この本を読んだのです。 昔の本は、すべての漢字に読み仮名がついていて(多分大衆小説だったからだと思います)読むだけなら子どもでも読め、 大体のあらすじもわかり、主人公の浪子をかわいそうに思い、涙を流したことなど思い出されます。

花言葉は「永遠にあなたのもの」「永遠の若さ」です。特に「永遠の若さ」が気に入りました。 気持ちだけでも永遠に「若さ」を持ちたいものです。

9/13/2018    









みなさんは この歌 をご存知でしょうか?これは童謡『大黒様』(だいこくさま)という歌です。 明治時代の文部省唱歌で、かなり古い歌ですから知らない方も多いかもしれません。 でも、『因幡の白兎』のお話と言えば多分お分かりになるはずです。


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「蒲」はガマ科の多年草で、日本全土の池や沼地などの湿った所に生えています。地下茎をのばして成長し、 どんどん増え、背丈が1.5〜2mにもなり、6月から8月頃に穂をつけます。

この歌の中に出てくる「蒲の穂」を見つけたのは近所の放置水田です。この蒲の穂は、実は 2つに分かれていて、 フランクフルトソーセージのような形をした穂は「雌花」で、その上に突き出ているのが「雄花」です。

ソーセージのような形をした雌花は秋が来ると、自然に破れ、中から綿のような物が出てきます。 この綿毛のような物に種があり、それが風に乗って、うまく湿った所に落ちると、そこで発芽します。
 私は蒲の穂から綿のような物が出てくるのを楽しみにしていたのですが、残念ながら蒲は他の雑草とともに、 先日草刈り機で刈り取られ、1本もなくなってしまいました。

そこで、手の届くところにあった蒲の穂を2本ばかり、内緒でいただいてきたので、蒲の穂に傷をつけてみました。 すると、面白いように中から「穂綿」がモコモコ出てきました。「ははーん」因幡の白兎はこれにくるまって、 傷を治したのだ!と、納得したのですが、ネットでよくよく調べてみると、実はうさぎの傷が癒えたのは 「穂綿」のせいではなく、雄花から出る花粉に薬効があり、それが効いたのだということが分かりました。



昔は「蒲の穂綿」をたくさん集めて、綿の代わりに布団の中に入れていたので、 蒲団(フトン)という漢字ができたようです。(綿が一般的に蒲団に使われるようになったのは、 江戸時代以降のことらしいです。)「蒲鉾(カマボコ)」は、最初竹輪のような形をしていて、 「蒲の穂」に似ていたことから「蒲鉾」に、「蒲焼(カバヤキ)」は鰻を筒状に切って焼いて、 たれをつけた形が似ていたことから「蒲焼」と書かれるようになったとのことです。漢字って面白いですね。

「蒲」の花粉は「蒲黄(ほおう)」と呼ばれ、利尿、火傷、止血、増血、 鎮痛などの薬効があり、今でも使われています。

     



8/23/2018    








みなさんは 昨年の今頃アップした葉書の語源となったタラヨウ(多羅葉)の葉 のことを覚えておいででしょうか? 私は戦国時代にはこの葉の裏に尖ったもので文字を書くと、 長期にわたって残るため情報のやりとりに使ったということを思い出しました。



あれから1年経ったけど、あの文字はまだ消えずに残っているのか見てみたくなり、 棚の上に無造作に置いておいた2枚の葉っぱを取り出してみました。

 

多分、湿度の高い時に書いた字は、葉が黒く変色し、読みにくくなっているだろうと想像していましたが、 昨年の秋から冬にかけて乾燥したためか、葉の色から黒っぽさが抜けて茶色になり、 昨年より字がくっきり見えるようになっていたのは意外でした。湿度に弱いと思っていましたが、 それほどでもなさそうです。ただ、葉が乾燥すると、破れたり、 欠けたりするため長期にわたっての保存には適していないかもしれません。

先人の知恵とでも言うのでしょうか、タラヨウの木に文字を書くことができ、 それが消えずに残っているなどということを初めて発見した人は本当にすごいと思うのです。
この2枚の葉がこの先、どのように変化するのか楽しみです。

7/15/2018    










 
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我が家の庭に紫陽花(アジサイ)にそっくりな花があります。咲き始めの頃はまばゆいばかりに白く、紫陽花とは違った風情があり、 私の大好きな花のひとつです。多分、○○紫陽花という名前だろうと、ネットなどで調べても、 紫陽花ではヒットしませんでした。漸くわかった名前は「ノリウツギ(糊空木)」でした。
「ノリウツギ」は和名ですが、その科名には「アジサイ科、アジサイ属」と「ユキノシタ科、アジサイ属」 の2説があり、どちらにも「アジサイ」という語がついており、紫陽花の仲間には間違いないようです。

「ウツギ」は茎に空洞があることからつけられた名前ですが、「糊空木」の茎は「ウツギ」のように空洞ではなく、 スポンジ状の髄が詰まっていて、内樹皮に含まれる粘液が和紙を漉(す)く時に重ね合わせた紙の接着を防ぐための粘剤(ネリ) として使われています。糊空木(ノリウツギの粘液)は夏季に強い粘剤とされ、奈良県吉野の産地等で使われています。 (現在は合成粘剤を使う方が多いそうです。)

「糊空木」の花は散りません。写真のように少しずつその様相を変えながら、最後には枯れたようになっても、木についているのです。 その様子が「さびた」ように見えるので、北の国では「サビタ」というのかもしれないと、勝手に想像していますが、 語源はわからないそうです。

「サビタ」の花にはこんな悲しい話があるようです。
『あるアイヌの若者が美しい娘に恋をしました。恋心を打ち明けられた娘は「このサビタの花が散るときが来たら…」と返事をします。 若者は「サビタ」の花を毎日のように眺めては、その時が来るのを待ち焦がれていました。しかし、 花は枯れ果てても落ちることはなかったのです。悲しいかな、若者の恋は実らなかったのです。』

「サビタの花」と言えば、私が高校生の時に一世を風靡した原田康子の「挽歌」という小説を想い出します。 その読後感を電車通学の友人たちと、学校まで40分という長い距離を歩きながら、 いつものようにああでもないこうでもないと話したことがありました。この中に出てくる「コキュ」(フランス語で妻を寝取られた男) という言葉が有名になり、マスコミなどで大きく取り上げられたことも想い出されます。

そのついでに読んだのが同じ作者の「サビタの記憶」という短編小説でした。その頃の私は植物にはほとんど興味がなく、 図鑑で調べたりもしませんでした。今頃になって、「サビタの花」を初めて知り、この花だったのかと遠い昔に思いを馳せています。

そういえば、私の大好きな歌手だった伊藤久男の歌に サビタの花 という歌があったのを想い出し、 ネットで探したら出てきました。古い古い歌ですが、よろしかったらお聞きください。

6/22/2018    










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近所で見つけたアブチロン、私は長いことこの花の名前をアブロチンだと思っていました。 ネットで検索するとちゃんとヒットします。でも、アブチロンの方が断然多いのです。 横文字なので、間違って流布されたものと思われます。

それはさておき、別名のチロリアンランプは何ともかわいい名前ですね。この名前の由来は、 花の姿がチロル地方の赤いランプに似ていることから名づけられたそうです。
この花は最初につぼみのような赤い萼が出て、赤い壺型の萼の下に黄色い花びらが出て、 その下に雄しべが出てきます。この時の花の全長は約5・6cm位です。

花期が長く初夏から秋にかけて次々と花をつけるので、かなり長く楽しめます。 夏になると良く伸び、半つる性なのでアーチやフェンス・トレリスに絡ませて楽しむこともできます。

花言葉は『恋の病』『さまざまな愛』などです。 花がうつむき加減に咲くことから『恋の病』とつけられたのでしょうか?

6/8/2018    







おともだちが来た

クロちゃんの日常猫会話 


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5/28/2018    










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さあ、いきなりクイズです。この写真の花の名前は何というかご存知でしょうか。 5月の季節になるとよく見かける花ですが、みんな誰でも知っている名前です。わかりますか?

ヒント:カレーには欠かせません。

正解はこちらをクリックしてください。⇒  答えのページ

5/8/2018    


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